考える間もなく入院決定 汗 解離性動脈瘤⑤
こんにちは ココチです。
退院してから2週間ほどたち 頭痛がす~っと軽くなってきました。頭痛が軽くなるというのは「回復のきざしと考えられます」と入院中に説明を受けていたので 素直にうれしいです。
解離性動脈瘤になった体験を綴っています。現在進行形ですけど よかったらお付き合いください。
小4の息子に これからちょっと離れた病院へ行くことになったから 帰りが遅くなるね(内心では帰れないかも・・・と思いつつ 涙)と電話で伝え タクシーで総合病院へ向かいました。
もう夜間の救急診療の時間帯。
受付で紹介状を渡してから うしろにいる看護師のところに行くように といわれそこで色々と質問をされました。
目の動きを見られたり とがったもので顔をツンツンされて「痛みを感じますか?」と聞かれたり。そのときは頭痛がなかったので 重症扱いだな~とちょっとおもしろくさえ感じていた私。
すると カルテと共にトリアージ表を渡されました。5段階中の真ん中。やっぱり頭ですから大ごとなのですね。
ほとんど待つことなく診察室に呼ばれました。
持参したMRI画像が表示され 血管が裂けているおそれがあります。と先ほどの医院のT先生と同じ説明を受けました。
専門の先生に診てもらいますので お待ちください。と言われ待合室で待っているととっても頭の小さなひょろ~っとした先生が顔を出し呼ばれました。これからお世話になるN先生です。
N先生はお顔が小さいのでマスクがちょっとブカブカで 話すたびにマスクが動くので私は最初そこばかり見てしまいました。
するといきなり「動脈が裂けています」といきなり断言。
「詳しく診るために手首の動脈からカテーテルを首まで入れて そこから造影剤を頭の血管へ入れます。」
「???先生 裂けているおそれがあるのではなくて 裂けているのですか? 」
「裂けてます(きっぱり)」
あっけにとられている私に構わず「造影剤の検査ができるかどうかの検査が必要なので入院が必要です。今日入院すると4日間の入院ですね。」
ちょちょちょ!4日間入院??
その検査は必要なんですか??
淡々と説明を続けるブカブカマスクのN先生をさえぎると
「裂けている血管の下にコブがみえます。これが破裂すると、3分の1の人が、死にます」
なんてことを なんて淡々と言うのでしょう( ;∀;)
そのカテーテルを入れる検査は 意識のある状態でやるのですか?
と恐る恐るたずねると
「全身麻酔でおこなうと、どこかにカテーテルが刺さってしまった場合気がつかないので危険ですから、意識のある状態でおこないます。その危険性よりも、検査を行わない危険性の方が高いです」
どこまでも淡々と話すブカブカマスク。
そんな恐ろしい検査受けたくありません・・・
というと「お子さんは 何歳ですか?」ときかれました。
「高3と中2と小4です」
と答えたあと、沈黙が流れました。
それは「検査、受けますよね?」
という無言の圧力なのでした。
( ;∀;)
じゃあ明日準備してきます。
精一杯そう答えましたが「この状態では どうぞお帰り下さい、とは言えません」
あくまでも、淡々とした小顔のブカブカN先生なのでした。
続きます
***
誤解のないように補足しますと、N先生はとても親身になってくださる、説明も上手な素晴らしい先生でした。ただこのときは、とても冷たく感じたのです。このまま帰すわけにはいかない、という思いだったのでしょう。ありがとうございました、N先生。
明日はバレンタインデーです
思いっきり甘いもの食べたいな。